12/18(金)に全てのFinal ExamやFinal Paperが終わり、ようやく冬休みが始まりました。前の学期(2024年春学期)は15単位を取得しましたが、今期(2024年秋学期)は18単位の取得を目指したので、より学校の課題に追われる日々が続きました。一方で、学校生活に慣れてきたせいか、無理をして早起きをする必要もなくなり、心理的な負担はこれまでの学期に比べ非常に軽くなりました。取得を試みている18単位の結果はまだわかっていませんが(←2025年1月初旬に判明します)、まずはこの1か月程度の冬休みを満喫したいと思います。
ということで、今回からコロンビア大学のSIPA (School of International and Public Affairs)の2024年秋学期に履修したコースをご紹介します。1つ目のコースはInternational Trade(国際貿易学)です。
基本情報
- コース名:International Trade
- 単位数:3
- 分類(※):IFEP: International Economic Policy Focus Area
- 講師:Niklas Johan Westelius
- 評価方法:Assignments (10%), Group Project (10%), Midterm Exam (35%), Final Exam (45%)
(※)SIPAのカリキュラムについてはこちらの記事をご覧ください。
コース内容
Microeconomic Analysisの発展系のようなイメージで、国際貿易学をイチから学べるとても勉強になるコースでした。
講義の前半では、国際貿易を分析するツールとして以下のモデルに精通する必要があります。これらを学ぶことで、①なぜ各国が輸出・輸入をするようになるのか、②富の分配がどのように発生するのか、③特定の産業の地理的集中がどのような効果をもたらすのか等を理解できるようになります。
- Ricardian Model
- Specific Factors Model
- Heckscher-Ohlin Model
- Standard Trade Model
- Economies of Scale
講義の後半では、①各国のとり得る貿易政策、②自由貿易に対する賛否両論、③貿易における政治経済を中心に、実際にアメリカ政府が実施した貿易政策や、ニュースでもよく耳にするWTOの役割等について理解を深めることができました。
理論的な内容から、段階的に実用的な内容になっていくため、初学者にもとっつきやすい良いコースだったと思っています。
※これまでに書いた記事はこちらから参照いただけます※