Visaを申請するにあたって、まず必要になるのがパスポートですが、これは取得にあたって難しいことはないと思うので割愛します。一方で、Visa申請はなかなか手間のかかる作業だったので、この記事で説明させていただきます。
Visaの目的は知ってるけど、そもそもモノとしてはどんなもの?
パスポートをペラペラめくっていただくと、「査証」と書かれたページがあります。アメリカVisaを取得した場合、ここにペタっとご自身の写真付きのシールのようなものが貼られます。これがVisaです。つまり、パスポートと合体して機能するものなんですね。
なお、Visaにはいくつか種類がありますが、一般的に留学生はF-1という種類のVisaを取得します。
Step 1. I-20の取得
Visa申請にあたっては、まずI-20を留学先の大学から取得する必要があります。I-20は大学が発行する入学許可証のことで、アメリカ大使館ではなく、留学先の大学のHP等から申請して取得する必要があります。なお、ご家族がいる方は、ご家族の分のI-20も必要になるので忘れないように注意してください。
Step 2. DS-160のクリア
「DS-160」というものをクリアする必要があります。DS-160はVisa申請の際にその資格が申請者にあるかを事前に審査する制度です。オンラインで質問項目にカチカチと回答する形式ですが、回答に60-90分くらいかかります。
Step 3. Visa申請料金の支払い
Visa申請料金は$185もかかります。私はクレジットカードで支払いました。
Step 4. SEVISへの登録
F-1のVisaの場合、SEVIS (Student and Exchange Visitor Information System)に登録する必要があります。SEVISは留学生のアメリカ滞在中の手続きに使用されるデータベースのことで、登録するために$350もかかりました。SEVIS費の支払いはI-901というフォームを使って行います。
Step 5. 面接日の予約
アメリカ大使館における面接をHPで予約して、面接日を確定させましょう。この際、パスポートなどの必要書類をごっそり預けることになります。私の場合、以前(といっても2017年ですが)ESTAというVisaの代わりになるものでアメリカに入国したことがあったので、面接をする必要はありませんでした。その代わり、レターパックでパスポート等をアメリカ大使館へ送付しました。パスポートを郵送するということが初めてだったので、不安しかなかったことを覚えています。
Step 6. Visaの受け取り
Visaの受け取りは、アメリカ大使館に預けたパスポートを受け取ることで完了します。パスポートの「査証」と書かれたページに、顔写真付きのシールが貼られているか確認しましょう。
なお、Visa付きパスポートを受け取る方法は、
- 自宅へ郵送してもらう
- CGI Federal文書配達センターまで行って受け取る
の2つあります。郵送は送料が結構かかるので、私はセンターまで行って受け取りました。東京であれば、四谷三丁目駅近くの左門町パクスビルというところで受け取れます。
まとめ
以上がVisa申請の流れになります。
- I-20は申請から取得まで1週間くらい
- VisaはDS-160の申請からVisa付きパスポートの受け取りまで2週間くらい
かかることを考慮すると、Visa申請は全体で1か月くらいかかると思っておくと安心です。