留学経験のない人が、まず初めにぶち当たる壁は大学のリサーチだと思います。かくいう私もそうでした。
自分の勉強したいことが固まったら(←大学リサーチを経て具体的になる場合もあるので、この段階で完全に固める必要はないと思います)、どこの大学(=その大学のスクール)でならその内容を勉強できるかリサーチしましょう。その手順についてご説明します。
Step 1. ランキングのリサーチ
前回の記事でご説明したとおり、研究分野によってトップ大学は変わります。他にもソースはありますが、まずはU.S. News & World Reportで研究分野ごとのランキングを確認してください。そして、それぞれの大学のHPに行き、そこからその研究分野に係るプログラムを提供しているスクールのHPに行きましょう。
Step 2. プログラムのリサーチ
スクールのHPに行ったら、そのスクールがどのようなプログラムを提供しているのかリサーチしましょう。こちらの記事でご説明したとおり、コロンビア大学のSIPA (School of International and Public Affairs)のように、同じMaster's degreeでも、いくつもプログラムを提供している場合があります。
Step 3. カリキュラムのリサーチ
どのようなプログラムがあるか把握し、自分にぴったりなプログラムを見つけたら、実際にどのようなコースが提供されているか把握しましょう。つまり、カリキュラムをリサーチするということです。SIPAの場合、こちらのHPからMPA (Master of Public Administration)のカリキュラムを確認できます。SIPAのHPはわかりやすいので、在学している今でもよく上記HPは参照しています。
Step 4. 研究内容のリサーチ
このStepをできるかできないかで、合格・不合格の確率が格段に変わります。自分の勉強したい研究分野の研究内容(もしくはその大学の教授)を、本(もしくはそれに類似する情報量を持つソース)でリサーチしましょう。これには少なくとも1〜2月はかかりますが、ここで学んだ内容を出願時のエッセイに反映させることで、ライバルたちに大きな差をつけられます。
実際、私は4大学に出願して2大学合格、1大学補欠合格、1大学不合格だったのですが、合格した2大学とも、それぞれの研究内容に関する本を1冊以上読んでいました。その他の2大学については、当時第一志望だった大学の合格通知が2022年11月に来た後にアプライしたので(※)、リサーチもろくにしてなければエッセイもほぼ片手間で完成させました。
(※)今後このブログで説明しますが、Early Applyという方法をとれば、通常よりも数ヶ月早く合格・不合格がわかります。SIPAもEarly Applyだったので、12月に合格通知が来ました。
まとめ
手順をまとめると以下のとおりです。特にStep 4は時間がかかるので、早め早めの準備をオススメします。
- Step 1. ランキングのリサーチ
- Step 2. プログラムのリサーチ
- Step 3. カリキュラムのリサーチ
- Step 4. 研究内容のリサーチ