アメリカの大学へ出願するにはレジュメ(Resume)が必要になります。就活みたいですね。各大学への出願に使いまわせるよう、レジュメにはできる限り多くの内容を書き込んだ方がいいと思いますが、多くても3ページには収めるようにしましょう。
いつからレジュメを作成し始めればいいの?
ここで全体のスケジュールを確認してみましょう。2025年9月入学を目標にしている方の場合、大体2024年の9〜10月頃に大学のHPが更新されますが、レジュメを含めほとんどの出願書類はHPの更新を待たずに作成し始めてください。なぜなら、HPの更新後にゼロから書類作成をすると「時間が足りない」ということになりかねません。この段階では、出願に必要な書類の情報を、更新前のHPから入手するようにしてください。
どんなことをレジュメに書けばいいの?
細かいレジュメのフォーマットは各大学のHPを参照していただければと思いますが、大体は①Education(学歴)、②Employment(職歴)、③Volunteer Work(ボランティア)、④Skills(スキル)という構成です。一方で、何をどこまで具体的に書けばいいかは決まっていないので、自分が大学側へインプットしたいこと、例えば
- 大学での成績や表彰
- 職場での実績
などを盛り込むようにしましょう。
とはいえ、具体例がないとイメージしにくいと思うので、こちらの書籍「大学院留学のすべて 入学後絶対後悔しないための10のステップ」や他のサイトでサンプルを参照してみてください。
レジュメって1つだけ書けばいいんだよね?
特にアイビーリーグでそうなのですが、上記レジュメとは別に、Quantitative Resumeなるものを要求されることがあります。コロンビア大学のSIPA (School of International and Public Affairs)では必要でした。簡単に言うと、大学側が出願者の数学的能力を確認するためのものです。内容としては、
で構成されます。つまり、自分が大学でどんなことを学んだか掘り起こさないとならないため、中々面倒なレジュメになります。母校のHPから検索したり、もしくは母校に訪れるなどして必要な情報を入手しましょう。
なお、おそらくQuantitative Resumeに対するモチベーションが下がってしまいますが、こういった数学的能力が全くないままSIPAに入学している人は結構いました。そのため、このレジュメに多くの時間を割く必要はないかもしれません。